2016年11月21日月曜日

ヴィンテージのあるインテリアが好きだ!



ところで、このブログのタイトルは


「日本→北欧→イギリス→US 旅する家」


なのですが、何のこと??っていう感じですよね。




これは、私の好みの遍歴なんです。

遍歴と言ってもどれも今でも好きで、共通するのは「ヴィンテージが好き」ということ。




事のはじまりは中・高校生くらいでしょうか。

祖父母がとうに他界していた反動でのあこがれがあったのかもしれません。

おばあちゃんのコートを学校に着ていったり、おじいちゃんのカメラを使ってみたり。

そのうち着物に興味が出てきて、祖母や母のものを譲り受けたりするうちに
自然と和家具に意識がむいていきました。

将来は、間口のひろーい日本家屋を建てたいな、なんて高校生ながらに妄想していたほど 笑

日本の陶器や工芸品も大好きでこういうものに囲まれて暮らしたいな~、と。(いま思うとヤバイ中高生、、)


でも家具に関してはやっぱり、コテコテすぎる和ダンスは「水戸黄門」の世界を感じさせて現実的じゃないなー

なんて、妄想の家に入れる家具を思案しているうちに大学進学で上京。



街でみかける和っぽいけどシンプルで洗練された家具に心を奪われました。

http://www.palm-springs.jp/shop/products/detail.php?product_id=655
蛇腹の引き戸とか、かなりハマってました。

調べてみたら、それは北欧のヴィンテージだと判明。
もともとスウェーデンのバンドが好きだったこともあり、一気に北欧熱にとりつかれます。

知れば知るほど、家具も、陶器も、テキスタイルも、私好みのものばっかり!

引き続き着物も好きだった私には、「和にも合うおしゃれなアイテムが見つかった!」と運命のようなものすら感じる出会いでした。
(いま思えばハタチそこそこの女子特有の盛り上がり方ですが、、苦笑)


その恋にも似た気持ちと、進路での迷いと、バイト先でのある出会いがきっかけで、大学の専攻とは全く関係ない、家具をゼロから勉強しようと決心。

大学卒業後は訓練校へ入り、1年の課程を修了して家具店へ就職しました。
(卒業制作では、丸い埋め込みの木製取っ手など、ちょっとだけ北欧家具っぽい要素をとりいれて着物箪笥を製作。)



そこで出会ったのが、イギリスビンテージ。

お店自体はアンティークの専門店でしたが、少しだけミッドセンチュリーのアイテムも扱っていて、Gプランやアーコールなどを知りました。

http://www.palm-springs.jp/shop/products/list.php?transactionid=953bed33aaff03cb1f625cc2d1126faf57859d74&mode=search&category_id=8&maker_id=2&name=&orderby=&disp_number=15&pageno=1&rnd=cri
マッキントッシュとかも。

北欧ビンテージとも違う佇まいは新鮮で、アンティークの流れがのこったアイテムなどもとても魅力的で。

大学生のときは北欧熱で、女性らしいさらっとした雰囲気のインテリアが好きでしたが、英国紳士の気風に少しふれたからか(?)、男っぽい渋い雰囲気にだんだん引き込まれていったのがこの頃。

金属質なインダストリアルアイテムと木製家具の相性の良さも知って、「きれいなお部屋」から「かっこいい部屋」を目指すようになっていました。



それでも、イギリスヴィンテージはちょっと自分には上品すぎるというか、もうちょっとパンチがあるのがいいなーなんて思っていた当時。

再就職したパームスプリングスで、アメリカンミッドセンチュリーを知ったのです。



それまで、アメリカのヴィンテージ、ミッドセンチュリーというとポップでカラフル、あるいはギラギラした感じをイメージしていました。

どちらかというと落ち着いた感じが好きな私には縁のないカテゴリーかな、、、なんて思っていたのですが、大間違い!














ミッドセンチュリーモダンは、モダンで渋い中に力強さを感じさせるスパイスが効いていたり、大胆な形をしていたり。

その絶妙なスパイスがかっこよくて、思いっきりツボにはまってしまいました。


とくにこのエイドリアンのソファを目にしたときなんて!

そうしてミッドセンチュリーモダンの虜になり、今にいたっています。






そんなわけで、我が家には日本・北欧・イギリス・アメリカのヴィンテージアイテムが共存中。



メインのソファはアメリカ、イージーチェアは日本とデンマーク。
サイドボードはイギリスです。



エイドリアン。これありきで間取りを決めました

素材やデザイン、国は全く違いますが、年代が近いからか違和感もなく、どれも素敵。

特にソファやチェアは各国総揃いなので、座り替えるだけでお尻がそれぞれの国を旅するような 笑

あるいは、それぞれの家具たちが時間と国を超えて旅している途中とも言えますね。


この先も子供や誰かに愛用されて旅していってほしいな。


そんな意味も含めて、「日本→北欧→イギリス→US 旅する家」とタイトルをつけました。





ちなみに、数年前からはアフリカ熱もでてきていて、昨年は念願かなって木彫りのスツールやモロッコラグ(アジラル)を入手。

スツールを手に入れてすぐは、置いて愛でる日々でした 笑
(寸足らずなラグは違います 汗)


そのうち、...US→アフリカ となるかもしれません!?


2016年11月12日土曜日

語れるほどもない、超・簡潔な2階収納。


1階の収納はこれですべて。
(キッチンについては別で取り上げたいと思います)

というわけで、2階にいきましょう。




我が家の2階は超・コンパクトな作り。

寝室・子供部屋(将来2分割)・納戸・トイレ。


以上です。






寝室のクローゼットは、壁一面天井までの収納。
左から右までハンガーをかけるポールが渡っていて一続きの空間になっています。

借家時代の収納と同じか少し小さいくらいでしょうか、、


それを、夫・私・共有の3つにエリアわけして、それぞれの衣類品を収納しています。

できるだけハンガーにかけたい(畳むのが苦手)ので、多少ぐちゃっと入れてもシワにならない服だけハンガーにかけた衣類の下に空いたスペースで、よくある衣類ケースにいれています。

共有エリアはフォーマル服やシーツなど寝具類、シーズンオフにはコート類を。

ポール上は棚になっているので、来客用の布団セットと夫の入りきらない服(シーズンオフ)を乗せています。

ここの上げ下げは私にはすこし大変なので、来客時(主に私の両親)の布団の上げ下げは夫の担当になっていて、これは彼の協力なしには実現できなかった収納です。






、、、これで2階の収納は全て。






メインの収納スペースとなるはずの納戸はどうなっているのかというと、
実は収納としてはほとんど使っていません、

入居前。

1/4ほどの面積でつくったワークスペースの下に手芸用の布や夫の工具、シーズンオフには石油ストーブ、取扱説明書など書類関係を。

あと小さな着物箪笥があって、収納として使っているのはそれだけ。


のこりの3/4は、新婚時に買った2Pソファをメインに、マンガ本や楽器、パソコン類を配置した多用途エリアとしてフル活用中です。


ここが思いのほか居心地がよくて、子育て目線でも趣味目線でも、夫の現実逃避目線でもかなり高ポイントで。

納戸については個別に語らせてください 笑。




あとは、子供部屋になる予定の部屋に、ゆりかごや息子のサイズアウトした服などが第2子(未定)のために置いてあります。

この部屋には家具らしい家具はないのでただケースにいれて床に置いてあるだけですが、
子供部屋として使う時にはきれいさっぱり無くなるものなので、良しとしています。

ゆくゆく子供部屋を使うようになったら、2部屋にわけるのも兼ねて収納を造作する予定。


そこに彼らの荷物が全て収まるかどうか。


そのあたりが今後のカギとなりそうです。



というわけで、一般的なお家に比べると格段に収納スペースが少ない我が家ですが、事前のシミュレーションのおかげもあってかいまのところ十分足りています。






ちょっと話はズレますが、、


断捨離とかミニマリストとか、「所有物を少なく」に焦点があたっている感じがして個人的にあんまり支持できないのですが、
その根本にある「自分にとって必要・大切なものを突き詰めていく」という考え方はとても共感できます。

それは人それぞれ違うものだし、正解もないもの。

家づくりにおいても、メーカーや雑誌、人の受け売りではなくて「自分にとって」必要・譲れない要素をよーく考えるのが、良い家への近道なんだと思います。

それはデザインであったり、収納力であったり、耐震性であったり。
あるいは大好きなコレクションを並べられるスペースであったり、光の差し込むリビングであったり。

具体的なものもあれば漠然としたものもあると思いますが、そのポイントを見失わないこと!

これにつきるとおもいます。


ミッドセンチュリーハウスは、その名の通り「ミッドセンチュリーモダンなお家」が譲れない要素の方のサポートをするところ。

家そのものはもちろん、住むときには家具や照明が入るのだから、そこまでそろった生活している状態で「ミッドセンチュリーモダンなお家」を作ることを目標にしています。


わたしたちの家づくりへの思いをぜひご一読ください。
ミッドセンチュリーハウスの家づくり

2016年10月17日月曜日

Most Valuable Place ~収納部門~

ずいぶん間があいてしまいましたが、、、汗

収納の現状レポートです。




続きまして、一番活躍している小さな収納。

突き当たりの収納。奥行きは300-400くらい。

ここは我が家の収納部門におけるMVP(Most Valuable Place)。


玄関からLDKへの通り道にあるこの収納。
左側は洗面所があり、右に入るとLDKでキッチンの作業台(カウンター)が左手にあります。

買い出しをして帰宅したら、ドラッグストアの袋はこの収納の前に置き、スーパーの袋は1歩LDKに踏み込んで作業台の上に。

その間に子供が靴をぬいで洗面所に移動していて(移動していないことも多々ありますが 汗)、袋を置いた私も合流して手洗い・うがい。

LDKに戻るときにドラッグストアの袋からトイレットペーパーやおむつなどをこのMVPに収納、LDKに入ったら作業台の上の袋から食材などを冷蔵庫などへうつします。


かなり具体的な流れを書きましたが、この帰宅から買い出し品の整理までの一連の流れがスムーズに行くことがとても重要で。

イヤイヤ期まっさかりの子供が、「はやく一緒に遊ぼう~」と騒ぎ出す前に完結するのがとてもありがたいのです。



中はどうなっているかというと、

一番上にブレーカー。

トイレットペーパーや箱ティッシュのストック、

おむつ

床面にはコードレス掃除機が充電しつつ待機していて、余ったスペースに古新聞、通勤かばんなどを置いています。





ここがMVPたる所以は買い出しから帰宅後の流れをスムーズにしてくれているだけではなく、このコードレス掃除機が待機していることも大きな要素のひとつになっています。

なぜなら、この位置にコードレス掃除機があることで、髪の毛が気になる洗面所、砂のざらざらが気になる玄関付近の廊下、子供の食べこぼし(ぱんくずなど)など、気になったところをすぐにさっと掃除できるんです。


使っている掃除機は、若い夫婦のお家でだんなさまが率先してさっと掃除機をかけてピッカピカ~、みたいなCMをしていた某掃除機メーカーなのですが、まさにその通り!になっています(ビジュアルは無視して。)笑


廊下や洗面所はもちろん、ダイニングも先ほどのキッチン作業台のすぐ先。
収納場所から距離が近いし腰をかがめることなく終了するので、夫も気が付いたときに手軽に掃除してくれるほど、掃除機掛けへのハードルが下がりました。


掃除はそれほどキライではないのですが、何がイヤってあのコードの抜き差しや本体がゴロゴロ思うように動かないところなんかがストレスで。

引っ越しにあたり絶対に買い替えたいアイテムでしたから、そのあたりも加味して収納の奥行きや電源を確保してもらいました。



もうひとつ、MVPとまで行かずとも名脇役ともいえる収納は床下収納。

洗面所の点検口につけてもらった床下収納、ほとんど空っぽなのですが、シャンプーなどのストックや子供のいたずらが怖いお風呂掃除の洗剤などはこちらに入っています。

入居前。現在3段の収納部にはかごを入れていますが、大したものは入っていません。


そのおかげもあり、3段しかない洗面所の収納がスカスカで、持て余している状態。。

ある意味うれしい悩みです。


同様にキッチン床にも床下収納がついていますが、こちらもほぼ空っぽ。

実家から送られてきた自家製梅酒の特大容器とカセットコンロが入っているほかは、空いていることを良いことにとりあえず取っておいている空き瓶が無駄に積み上げられています。


ちょっとかわった形だったり可愛いフタだったりするビンは、すぐに捨てられないんですよね、、

このあたりは親譲りな悪癖な気がします。


2016年9月3日土曜日

外構・庭は最初からプランすべし!



収納の話が続いていますが、今回はちょっとひと休み。


家を建てるとき、多かれ少なかれ外構の話が出ると思います。

ハウスメーカーで建てられた家や建売の家をみると、竣工後すぐ塀や駐車場のコンクリートなどの施工がされているので最初から含まれた計画なのがほとんどなのかな。


私ももちろん、庭や駐車スペース込みで考えて土地を探し、LDKから庭の緑が眺められる家を、、、と思い描いていました。

土地が決まる前から庭造りの本も買って読んだりなんかして、かなり意気込んでいたんです。


ですが、所々に魔物が潜んでいるのが家づくり。


あんなに庭込みで考えていたのに、いざ家づくりがはじまってみると「家」そのものに関することで頭がいっぱいになって外のことなんてすっかり忘れてしまっていたんです。

庭は自分たちで少しずつ作っていきたいと思っていたとは言うものの、あまりに後回しにしすぎた。。。


これが、住み始めてからすぐの夫婦二人の見解です。


土地の半分くらいある庭は最初の夏(入居は7月でした)は腰高くらいの雑草がボーボー。

完全に言い訳ですが、子供がまたハイハイやつかり立ちのレベルだったし炎天下の中付き合わせるのはちょっと、、と放置していました。

さすがにそろそろまずいか、と重い腰をあげたのが少し涼しくなった9月頃。母と兄が遊びにきたのを利用して手伝ってもらっての草刈り。

それでもまだ何もない状態の庭は、あっという間にまた草が生え、、とキリがない状態で。


何度やってもすぐ生えてくる

塀も何もないので、路地に面した庭はご近所さんから丸見え。

通りかかったおばあちゃんに、「綺麗にしてなー」と言われてしまったり(涙)



なぜそれまで庭を放置していたかというと、樹木を何本か植える予定でいて、樹木の植え付け時期は秋頃に行うのが良いとそのタイミングを待っていたから。

夏でもやり方はあるのかもしれないけれど、植えた後に管理する私たちは素人だし、ある程度大きさのある樹木は値段もするので失敗したくない!

そんなわけで、庭に手をいれるスタート時期を秋に設定して、夏は見て見ぬふりをしていたのです、、


でも、今思えば、最初からここに木を植えて、ここはこうして、、とプランしておけば樹木以外のところは作業できたんですよね。

というか、防草シートくらい敷いておけばよかった (涙)

木を植えてみてから「あとどうしようかなー」と考え出したので、とても無駄の多い庭造りになってしまっています(現在進行形)。

植木屋さんによる植え付け作業。まだウッドデッキができる前。
それはそれで楽しさもあるんですけど、ね。




それから、庭について建築時に手を出さなかったのはもうひとつの理由が。

このブログではおなじみ、「予算」です。

正直なところ、外構までまわせるお金がない!というのが一番の理由。
設計士の高橋さんに聞かれて、「あとで自分たちでやるので良いです、、」と。

そうして塀どころかその基礎すらない状態で引き渡しとなったのです。

駐車スペースもとりあえずの砂利敷き。
今になって、コンクリート敷きたいとか芝生にする?とかやりたいことが出てきたけれど、どちらにしても「砂利どうする、、」と。

そのときは無理でもプランだけしておけば取っ掛かりがもっとスムーズだったはず、と激しく後悔しています。




とにかく、DIYすることだけを決めて、まったくプランもアイディアもないゼロの状態で住み始めてしまったのが間違いでした。


だって、新しい街や家に住み始めれば、慣れるまでは手一杯でじっくり外のことを考える余裕なんてありません。

極端なことを言ってしまえば、外がどうであろうと家の中が快適なら生活できますから、、

でもそんなの本来望んでいた生活じゃない!!



結局入居した夏・秋・冬はほぼ放置で、年があけたころから少しずつ手を入れて、2年以上経ついまなお、夫とあーだこーだと庭いじりしている状況です。

3シーズンにわたるほぼ放置状態を抜け出し、やっと芝をはりはじめた3月頃。




DIY、良いんですよ。
愛着もわくし、メンテナンスへのハードルも下がるし、住み始めてからじゃなきゃ出てこないイメージもあると思うし。

だけど、入居後のDIY「庭造り」には大きな落とし穴があると思います。


住みながらちょっとずつ、となるとどうしてもポイントポイントで考えて、材料は近場から調達することになりますよね。

ホームセンターで「これかなー?」と選んだものを使って庭をつくる。
次はこのあたりを、と思ってなんとなくイメージして、またホームセンターへ行って「これかなー?」と選んだものを庭につかう。

これを繰り返していくと、悪い意味でDIY感満載の統一感のない庭ができてしまうんです、、

それでも材料費はチリも積もればでけっこうかかってたりして、それなら最初からバーンと予算組んでもっとマシなものできたんじゃないの!?と。


我が家も何度その危険な状況に陥りそうになったか。(というか陥った個所もちらほら、、)

写真右はとりあえずの防草も兼ねて防犯砂利を敷き詰めたけど、、
いまだに、どうにかしたいと一番頭を悩ませているエリア。


ホームセンターで「これってあそこにこう使えそうじゃない?」と思い、つい買いそうになったことは何度もあります。
そのたびに、「いやまてよ」と思いとどまり。

でも、じゃあどこでどう材料を調達して、どう作るの?となって結局進まない、、というのがセオリーで。

それでも境界のない丸見え状態はさすがに1年で我慢の限界がきて、セルフビルド方式で塀を建てることになり、去年半年ほどかけて作りました。


その話はまたいつか、ということにして、

とにかく、家を建てるときに一緒にやるやらないは置いておいて、外構や庭は家づくりとセットでプランすべき!

声を大にして言いたいです。


あとでDIYするにしても、材料をどこから何を調達するのか、どう使うのか(ホームセンターでも使えるアイテムはたくさんあると思う。とりあえずの寄せ集めにならなければ)。
しっかり考えておかないと、せっかく作ったかっこいい家が庭のせいで魅力半減、、なんて悲しすぎます。


我が家は現在ほぼ植物しかない状態で、高橋さんと夫のおかげで塀はすてきなものができたのでかろうじて「悪い意味でのDIY感」はまだ全面には出ていないのですが、
いい加減お隣との境界に手を出そうとしているので、今後その落とし穴にハマらないようにするにはどうしよう、と悩みつつ3度目の秋を迎えようとしています。

やりたいことはあるんですけどね、、それをかっこよく、現在できているものとの統一感を出しつつ、さらにDIYで具現化するにはどうしたらいいのか。


すてきな庭。ノイトラ邸


あーー。

やっぱり、最初から庭の明確なプランをしておくべきだった。。

2016年8月16日火曜日

家族3人、必要十分な収納をあぶりだす!

~前回のおさらい~

LDKへの収納の侵食を全力で阻止した私。


ただ「嫌!」というだけでは夫に対する説得力もないですし、自分も多少不安になってしまいます。

なので、現状の収納品と収納したいものの把握(将来的なものもふくめ)、それをどこにどう収納するかをかなり念入りにシュミレーションしました。


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まずは、当時住んでいた家で収納しているもの、収納したいと思っているものと使っている広さを把握。

当時住んでいた借家。収納らしい収納はここだけ!!

当時、LDKに備え付けられていた唯一の収納には、夫婦ふたりの衣類、来客用の布団セット2組、着物箪笥、掃除機などが入っていました。

窓辺に作った棚には本、裁縫道具や布、CDなど細々としたもの。



角に設置したデスク回りにパソコン関係や楽器類。

2階の洗面ユニットの収納にはお風呂などの掃除用品とトイレットペーパー、洗濯機横に置いたラックにタオルと下着をしまって、寝室に置いてあるのはベッドのみ、という感じでした。



まずは、これらの物の収納に必要なサイズと使うシーンや頻度をノートに書きだします。

次に、子供の成長によって増える予定のもの、引っ越しにあたり増やす予定のものも大まかなサイズとともにリストアップ。

それらのリストをもとに、新居となる家の収納をどう使うか、そもそも足りるのか考えつつ、その場所で使い勝手がよいか、多少の余裕があるかをチェック。

それと同時に、それまでの生活で使っていないもの、必要のないものも精査し処分もしました。




そんな風に、家事動線にはこだわりのない私でしたが片付けに関してはかなりあれやこれやと考えた結果。

やはりこの収納量で十分!とゴーサインが出て、新居完成となったわけです。




では、実際に2年住んでみてどうなっているか・・・?



まずは下駄箱。こちらは玄関土間の片面、天井までの大きさです。

ドアと収納の間の壁は入居後ミラーを貼りました。
白いところが現在空っぽのスペース。


下駄箱の1/3は上着掛けと郵便受け。不在時に置いていかれる生協(食材などの宅配システム)の発泡スチロールの箱も2・3個次の配達までここに収納しています。
残った2/3の手が届く範囲に夫婦2人の普段と仕事用の靴がそれぞれ10足くらいずつ、そのほかに冠婚葬祭用の靴や長靴・登山靴、自転車整備の工具やベビーカー用品、スリッパなどが入っています。

それでも上のほうは空っぽの状態で、子供の靴が私たちと同程度の場所をとるようになっても入れられる余裕があり、今後靴などが増えても対応できそう。



正直なところ、ウォークインの土間の収納にあこがれもありました。

というのも夫婦それぞれのクロスバイクがあって。
車も2台、以前雪の降る地域に住んでいたこともありスタッドレスタイヤも2台分。
ストーブ愛用なので灯油タンクも置きたいし、、

土間収納に全て収めてすっきりした玄関を!と思っていたのですが、ご存じのとおり収納<リビングですので、収納は工夫で乗り切ることにしたわけです。


クロスバイク2台は反対の壁に上下にかけて、タイヤはカバーをかけて外の目立たないところに。
灯油だけうっかりしていて、毎冬試行錯誤をしているところです。


クロスバイク2台の壁掛けはかなりのインパクトですが、軽いので上げ下げは問題ないし見た目もそれほど悪くないので「自転車好きのインテリア」として割り切っています 笑
イメージ画像。上下に並んだ様子はほぼこんな感じ。

それ以外はベビーカーが置いてあり、夫の通勤リュックとヘルメットが壁にかけてある他は収納された状態。

時折段ボールが2・3枚たまっていることはありますが、おおむねすっきり玄関を維持できている現状です。



土間収納があればあれこれ考えなくてもすっきり玄関を実現できるのでやっぱり憧れはありますが、
自分が努力できるポイントと譲れないポイント(LDKの広さ)の兼ね合いからするとこの結果は正解だったと思います。





家を建てることになったら、あれこれ画像をみますよね。

そしてどんどんと増えていく憧れ要素。

土間収納やパントリー、家事室、ラグジュアリーなお風呂などなど。。


特に機能面もウリになった収納や家事がらみのものは盲目的に

「ほしい!必要!採用!!」

となりがちです。


でも、本当に「自分にとって」必要?

限られた予算の中で「自分にとっての」優先順位はどう?


自分や家族の生活や性格をしっかりと落とし込んで考えるのが大切かな、と思います。

スーパーによく行く、近くにある、というなら食材を大量にストックするパントリーは必要ないかもしれない。
保存食やお酒をつくるのが毎年の楽しみ、というなら冷暗所が必要かもしれない。
地震などの災害に備えて食料を常にたっぷり確保しておきたいならパントリーはぴったりだし、週1回程度の買い物にむけていかに食材を使い切るかが楽しい人には不要(私です)。

当たり前のことですが、そんな風にひとつひとつ考えて自分仕様にしていくと、必要・不必要が精査できて、限られた予算・広さでも満足度が高くなるような気がします。


つづく。

2016年7月30日土曜日

LDK >収納


希望の広さの居住空間と、十分と思える収納を共存させることができるのが一番ですが、そうもいかないのが現実。

収納のために部屋が狭くなる、というのは割とよくある話だと思います。

それならば、多少の余裕がありつつ最小限の収納の大きさに抑えられればそれに越したことはないですよね。




我が家の場合はそもそも建坪が小さく、当初のプランでは納戸と下足収納、クローゼット以外は収納らしい収納がありませんでした。

普通なら、その時点で「もう少し収納を増やしたい」となると思うのですが、そこが私のズレポイントで、「うん、これで十分!」と思っていたんです。



それでもやっぱり誰が見ても「収納足りなくない!?」となる間取りだったからか、幾度となく収納増加案を提示されました。


収納増加案。


広さに余裕があれば、あるいは予算に余裕があればその案を手放しで受け入れたでしょう。

でも、その時点で各部屋が必要最小限の大きさになっていた我が家においては、収納増加=LDKへの侵食、となります。




このとき私の頭の中にある数式がうかびあがっていました。


LDK >収納


私にとって重要なのは収納の多さよりもLDKの広さ。

家での時間の大半を過ごすLDKはこれ以上小さくできない!と強く思っていたんです。

(本当ならもっと広く取りたいくらいで、、、)






私がLDKの広さにこだわるのにはワケがあります。

まず、夫の家系が長身家系。

3兄弟が義実家に集まったときの威圧感たるや(ここだけの話ですよ)。


そのDNAを引き継ぐ息子も大きくなる可能性がある。


たとえばもしそれが夫+息子2人の3人になったら?

小さいうちはいいですが、思春期あたりで男臭くなってきたら?


・・・想像しただけでむさ苦しい 苦笑


そのころになれば親と同じ空間になんていたがらないでしょうけど、
だからこそ子供側も親側も気兼ねなく寛げるLDKにしたい。



そして、もうひとつ。

私自身もあまり人と近くにいたくない性質で。

特に読書や自分のことをしているときに他者の気配をあまり感じたくない。



そのためには十分なパーソナルスペースを確保できる広さが必要じゃないか!!


そう思っていた(いる)んです。





当初、あまりに収納がないのでリビングにある階段下を収納にしようかと設計士さんが提案してくれましたが、即答でお断りしました。


そこは、平屋から2階建てにすることになったその瞬間から本棚にしてイージーチェアやラウンジチェアを置くつもりでいたスペース。

たった3畳程度のスペースですが、誰かの視線が気にならない寛ぎスペースとして絶対に確保したい空間だったんです。


そして現在、死守して大正解のくつろぎの読書空間になっています。


それでもやはり収納の少なさを危惧した設計士さんが、廊下のつきあたりに奥行き300くらいの収納を提案してくれました。

こちらはぜひ!とお願い。

そして現在、最も活躍している収納スペースになっています。




そんなこんなでLDKへの収納の侵食を全力で阻止した私。


ただ「嫌!」というだけでは夫に対する説得力もないですし、自分も多少不安になってしまいます。

なので、現状の収納品と収納したいものの把握(将来的なものもふくめ)、それをどこにどう収納するかをかなり念入りにシュミレーションしました。


次回。収納、足りる、足りない?

2016年7月24日日曜日

収納が多すぎるのも問題!?


家のスペックとして重要視されることのひとつに、「収納力」があります。

収納と一言で言っても、クローゼットやパントリーなど用途が決まったものだったり、納戸や蔵と名付けてなんでもOKな大きい収納エリアだったり。

収納が多くてナンボ、みたいな空気もありますよね。



私の両親が住む家は田舎らしくバカでかい家なのですが、その2階のほとんどが収納になっていて、初めて訪れたときは愕然としました。
(生まれ育った家ではなく、数年前に都市計画の影響で建て直したので出来上がって初めて目にした感じです)

しかも、敷地内に離れと称して8畳くらいの小屋(田舎でよくあるプレハブの部屋みたいなやつ)もあるのに、です。


「ふたりとも定年退職して隠居生活なのに、この先何をそんなに所有しておく必要があるの!?」と辛らつな言葉がつい出てしまうほど。




生まれ育った家は昔のRC造らしく収納らしい収納はほとんどありませんでした。
(離れは例にもれずありましたが、、)

階段下と主寝室のWIC、座敷の押し入れ程度であとは各部屋の家具の中に収めてあった記憶です。
記憶をたよりに。全てが田舎サイズで、トイレが我が家の玄関くらいの広さ(涙)

もともとある収納はオレンジ色のところのみ。



その家から、どうしてこうなった!?とよくよく考えてみると、父と母の攻防に思い至りました。



私の父は、釣りバカ日誌のハマちゃんを地で行く大の釣りバカ。

単身赴任先では良い釣り場に目をつけ釣りにいそしみ、在宅のときはやれ解禁日だ川の濁り具合が良い、と言っては仕事前に釣りに行ったり有給をとったり。。

なので家では釣り竿を伸ばして整備をしたり、ルアーを作ったりエサの準備をしたり。常に釣り道具がリビングに広げられていました。

そんな状態ですから、釣り針を踏んづけたり、エサのミミズが逃げ出していたりと大騒ぎになることもしばしば。


片づけをうながしてもすぐに出てくる釣り道具たちを、半ばあきらめて眺めていた母の旧・実家での日々。



そんなとき、家を建て直さなくてはならないとなってショックだった中で唯一の希望の光となったのが、「収納」だったんだと思います。

父も収納があれば気兼ねなく道具が増やせる、作業するすぐ近くにあれば片付けようと思える、と思ったのでしょうか。

二人の意見が合致して、アホほどもある収納が現実となったのだと推察されます。。
もちろん、備え付けの収納以外に家具はあります。。。
旧・実家とのこの差!



ですが、長年の習慣はそう簡単に治るはずもなく、新・実家に帰省するたびに縁側やリビングに広がった釣り道具を目にします。


じゃあ、たくさんある収納に何が入っているかといえば、どうでもいいもの(少なくとも私はそう思う)ばかり。

二人の仕事で使った資料やもう着ることはないであろうスーツ。。
一部私の衣類もありますが(汗)

そして、収納がたっぷりあるのをいいことに益々ものが増えていっているような。




捨てられない性格の人には、必要以上の収納は危険だと痛感している最近です。

親の家を片付ける、「親家片」が一時話題になっていましたが、うちの場合はやるとなったら相当大変なことになりそうです。





そういう我が家は、おそらく収納がかなり少ないほう。

寝室のクローゼットと玄関脇の下駄箱と、廊下つきあたりに奥行き300程度の収納、あとは(収納として使っていない)納戸があるだけ。
家の規模こそ違いますが、旧・実家とほぼ同程度の収納力です。


そう。

収納の少なさこそ我が家が建坪30坪ミッションを軽々クリアできたポイントだったのです!

2016年7月17日日曜日

予算との戦い~間取り・失敗編~


建売におつりがくる程度の予算で、無謀にも設計士さんに依頼した家づくり。
そこには数々の予算との戦いが待ち受けていました。。。

~間取り・失敗編~



間取りをあれこれ思案している頃私はお腹が大きい状態。さらに建築申請の期限が迫っていたため超・特急でプランニングを進めてもらいました。

そうして間取りが決まり申請やらなんやらの手続きに進んだ頃に出産。


家づくりにあたって、よく言われる「子育て目線」はほとんど無視した私たち。
子供はすぐ大きくなるし、小さいうちはどっちにしても目が離せないから、という考えで、最も長く住む自分たち夫婦の心地よさを優先させました。

実際、言葉のわからないうちから気を付けるよう言っていたからか、息子はスケスケの階段も慎重に上り下りし、縦横無尽に走り回っても家具などの角に頭がぶつからないよう意識している感じがあります。

過剰な「子供優先」は不要だな、省いて正解だったなと実感していますが、子育てを実体験してみて「やっぱりこうすればよかった、、」というところが少し出てきたのも正直なところ。


今回はそれについて書いてみようと思います。




我が家の間取りは、1階にLDK・トイレ・洗面所・風呂、2階に主寝室・子供部屋(将来2部屋に区切れる)・納戸・トイレ、という風になっています。

細かなところは変更点もありますが、1階はほぼこんな感じ。

トイレは必要最低限の広さで、これはもうちょっとゆったりスペースにしたかったのを、予算の都合で狭めたところ。
ですが2年ほど生活してみて、この広さでも十分かも。と思うようになってきました。

現在息子がトイレトレーニングをはじめたところで一緒にトイレに入ることが多々ありますが、「狭くてやりづらい!」ということも特段ありません。むしろ子供の手に届く範囲にトイレットペーパーなどもあり便利です。


玄関ももっとゆったりさせたかったのですが、こちらも必要最小限に。
一面収納にしてもらったところは、靴やアウトドアグッズ、外壁寄りのところは郵便受けとアウターのクローゼットになっています。

大きなノックダウン式の扉なので子供が自分で開け閉めできず、靴を出し入れしてあげなくてはいけないのが誤算でした。

もうひとつ、子育て関係ないですがうっかりしていたのが、冬の灯油タンクの置き場。

我が家は石油ストーブ愛用なので冬はタンク2つをローテーションしています。
土間にそのまま置くのも興ざめだし、室内には置きたくない。アウタークローゼットに置いても良いのですが、重さやニオイがなんとなく気になる、、、

強度をつけてもらうか、隠して置けるように作ってもらえばよかったと2度の冬を超えて思いました。
(ちなみに今は、タンクを一つに限定して重さを軽減してからアウタークローゼットに置いています。灯油買い忘れは厳禁です。)




そして、最大の失敗は2階の手洗いスペースを省いたこと。


子供が夜中に起きて「お茶~」と言うのでお茶や水を用意して寝るのですが、足りなくなって1階にくみに行く、、ということが時々あったり。

夜中に鼻血をだして血まみれになったときに顔や手を拭いたりするのも下まで降りなくてはならなかったり。

「2階に水道があればいいのに、、!」と思うシーンは数えきれないほどあります。
(子育て関係なくてもあります。)

もちろんそれらはちょっとの工夫で解決する問題で、大騒ぎするほどの苦ではないのですが、、
手洗い器があれば薄雲がぱぁーっと晴れるように爽快になっていただろうな、と。

収納や鏡も一体になった洗面ユニットなんて仰々しいものはいらないんです。手洗い器さえあればいいんです。
今からでも、どこかの壁につけたいくらい、ちょっとした瞬間に「つければよかったなぁ」と思う日々です。




家事動線についても不満なく生活しているのですが、子供が小さいうちだけの面倒ポイントがありました。


保育園には、着替えやタオルなどを毎日用意して持っていかなくてはなりません。
ちょっとした空き時間に荷造りできるように、息子の衣類はリビングにあるサイドボードの引き出しにオンシーズンのものを全て入れています。

そのため2階に干したものを取り込んで1階におりてきて、リビングで畳んでサイドボードへ、という流れになっているのですが。

説明するまでもないよくある家事動線。終着はサイドボード。

これが、洗濯物を畳むのを億劫に感じる私にはちょっと辛く、、、

2階から取り込んで下りてきた時点で畳む意欲はゼロ。

とりあえず、、とサイドテーブルにかごを置いて、夜しぶしぶ畳むか、見かねた夫が畳んでくれます。
気を抜くとすぐ山積みに、、、汗

最近は洋服を畳むのを保育園で教わったらしい息子に教育の一環という大義名分のもと手伝ってもらったり 苦笑

1年もすれば荷造りも自分でやってくれるようになるだろうから、あと少しの辛抱と思って毎日上り下りしています。



そんなこんなで子供がいない時点での家づくりは、やっぱり子育て目線での失敗が少しありました。

些細なことが不便ポイントになったりするので、子供のいない時点で家づくりをする方は現役で幼児を育てている人の意見を聞くことをおすすめします。



あとは各部屋小さめですが必要十分な広さで、何より納戸が大活躍しているので(笑)、ごく一般的な間取りでも私たちにとってはかなり満足度の高い作りになっています。


といってもある一点については一般論から大きくずれた我が家。
どこがズレポイントかわかるでしょうか、、?

2016年6月20日月曜日

予算との戦い~間取り編~


建売におつりがくる程度の予算で、無謀にも設計士さんに依頼した家づくり。
そこには数々の予算との戦いが待ち受けていました。。。

今回は”間取り編”!



さて、早々に平屋から2階建てへとシフトした我が家ですが、平屋だろうが2階建てだろうが間取りは家づくりの最大のポイントではないでしょうか。

家づくりだけでなく、賃貸物件を決めるときや折り込みチラシの買う予定のないマンションの間取りを見るのもワクワクする、という人も多いですよね。




多くの家では、間取りを考える際にメインで家事をする奥さんの意見が尊重されると思います。

キッチン、洗面脱衣所、物干場、パントリーや収納などなど。

それぞれの空間、さらにそのエリア同士のアクセスや動線などを最大限効率よく、使い勝手よく、、というところから間取りが決まっていくことが多いと思います。

それはいつの時代も同じなようで、Pierre Koenigの手がけたCSH #21のプランでも回遊性のある、キッチンや水回りのアクセスが良い作りになっています。

水回りが中央に固まっていて、主婦の主戦場であるキッチンからアクセスできるようになっています。


ですが、我が家では家事動線はほぼ考えませんでした。

というか、私は「家事動線を考える」ということに全く思い至らず、夫も洗濯物を2階に干したいという謎のこだわりがあっただけだったんです 笑


「せっかくの家づくり、家事動線考えないなんてもったいない!!」


きっと多くの人がそう思うことでしょう。私もそう思います。

家事動線を効率よく!スムーズにできるように!と考えようとしました。
でも残念なことに、家事についてこだわりがないため要望が全く浮かばなかったんです。


実家ではほとんど家事を手伝うことなく(恥)、18歳で上京して以降、1K・1LDK・2DK・1LDK戸建てと色々なタイプの借家に住みましたが、その時々の間取りで特に家事動線に不満を覚えることがなかった私。

きっと動線について考察するほどの家事をしていないんでしょうね、、、


結婚・出産後に住んだ戸建て借家は2階に洗面脱衣所(洗濯機)があって、3階(LDK)のベランダに干す、、という誰が見ても家事動線の悪い家だったのですが、それでも何も思うことなく家事・子育てをしていたくらいで 汗

好きな家事動線にできるんだよ、となったところで何かアイディアが浮かぶはずもなく。



間取りについて要望もないままおまかせで設計士さんに最初のプランを出してもらいました。

そうして出てきたファースト・プラン。

幻の客間、、、


2台あるクロスバイクを置く(壁掛け)できる広めの土間。
今となっては幻の客間。
収納もたっぷりとあって、外にもデッキやベンチスペースを設けてくれています。

何の要望もなかった家事動線については、水回りの音が気にならないようリビングと距離をとって配置してくれました。



人生初の自分たちの家のプラン。
わくわくしたのもつかの間、設計士さんから「できればあと1,2坪延床面積を減らしたい」とのお言葉が。


そう。
予算との戦いを挑んだ私たちに、延床面積を30坪に抑えるという最初にして最大のミッションが課せられたのです。




早速、もらった図面をコピーしてあれこれ書き込んでみた私たち。

この局面を突破するにはなんとしても面積を減らさなくてはなりません。



四角い総二階建てにするのが一番安いということをよく聞いてたので、まずは飛び出たお風呂を四角の中に収めます。

トイレはどこへ?


そうしてお風呂や洗面所、玄関に押されたキッチンを含むLDKをくるっと90度まわして、、

切り貼り。パズルみたい。


客間は泡と消えましたが、そのかわり25畳のLDKを確保しつつ、1坪ほど削減することに成功!

そんなわけでごくシンプルな間取りになって、結果、建坪を抑えるというミッションは軽々クリアできました 笑



でも出来上がってみたら部屋の配置が実家ととても似ていて、なんだか少し懐かしいような使い慣れた(当時は家事してないですけど)感覚です。




じつは、このミッションをクリアできた背景には私のちょっとズレたこだわりもあったのですが、それはまた次回!

2016年5月28日土曜日

予算との戦い~客間編~


いよいよスタートした家づくり。

最初から最後までつきまとった問題はズバリ、"予算"でした。


なぜなら、無謀にも私たちの予算は、そのエリアで建売を買えばおつりがくる、という程度のもの。

自分たちでも設計士さんにお願いする予算ではない、と重々承知していました。(その意味では、打ちのめされた設計士さんは正論でしたね。。)

ですので、様々なところでコスト削減の努力を惜しみませんでした。



ウィリアム・クライセルがパームスプリングスで分譲住宅を手掛けたときの逸話にこんなものがあります。

”キッチンの造作家具は引き戸を採用したクライセル。これは、蝶番などの金具を極力減らしてコストを削減するためだったという。
さらに、初期の家ではパームスプリングスの気候を踏まえて断熱材を無しとしたのも、大幅なコスト削減を目指してのことだった。”

ウィリアム・クライセル


住み心地とかっこよさを限られた予算で実現するにはそういった「いる・いらない」をしっかりと精査する、小さな努力の積み重ねが必要なんですよね。

クライセルの場合は分譲住宅なので塵も積もれば、、で大きなコスト削減になったと思われます。

私たちの場合はそんな小さな努力を積み重ねても大き目の塵くらいでしかないのですが、それでも、自分たちにとって必要なもの・必要ないものをしっかりと考えることができたので、無駄な努力ではなかったと思っています。


そんな、有能なデザイナーですら立ち向かった”予算との戦い”。

今回は「客間編」と題してお送りします。



さて、ローンの金額も土地の広さもまだまだ未定で夢だけがふくらんでいたときに私たち夫婦が思い描いていた家に入れたい要素はこんな感じでした。

・客間
・音楽室
・図書室
・書斎
・手芸や工作のワークスペース
・広ーい土間

などなど。


夢とはいえ無謀すぎます。


その後、限られた予算と土地でだんだんと現実が見えてきて、建坪を30坪に抑えるという最大のミッションを前に客間は真っ先に却下となり、広くない土間スペース(玄関)になり、、

音楽室などに至っては恥ずかしくて設計士さんにはとても言い出せず、納戸兼フリースペースとして作ってくれた部屋を自分たちで音楽室兼書斎兼作業室と捉えて現在使っています 笑
(この話はまた後日)



話がズレましたが、客間問題は多くの人が直面する要素だと思います。

リビングと続きになったエリアにふすまで仕切れる和室、というスタイルをよく目にするあたりから、それほど頻繁には使わないけど無いのは困るかも、、という気持ちが見えますよね。


私も実家が遠方、友人たちも遠方で、誰かが遊びに来る=泊りとなるので、気兼ねなく泊ってもらえる客間は必須条件でした。

それに、子供のころ海外文学にはまっていて、ベッドとチェスト、ちょっとしたテーブルとイスを置いて、絵を飾ったりアメニティを用意したり、、という「ゲストルームをしつらえる」というのにもずっと憧れがあった私。

家を建てるとなった当初は自分たちの寝室よりもあれこれ思い描いていたほどだったんです。

”日常”を排した部屋づくりができるのは、インテリア好きにはたまらないですよね。。


でも、一坪でも建坪を小さくする必要に迫られたとき、冷静に考えてみたんです。「年に何回、誰が泊りにくる?」と。


我が家の場合、地元の近い夫関係の人が家に泊まることはまず考えられません。そして、私の友人はほぼ都内住まい、私も気兼ねなく泊れる親類宅があるので、会うとなったら私が上京することがほとんど。

そうなれば、泊りにくるのは私の両親くらいになってきます。それも、こちらから行くことが多いので来るのは年に1・2回でしょうか。

さらに、親の年齢を考えると自分たちで車を運転して来るのもあと5・6年が限界かな、とも。(行けると言われても私がやめてほしいですしね ^^;)


そんなこんなを踏まえると、客間いらないかも?となってきたのです。


リビングの一角を畳敷き、というのも一瞬頭をよぎらなくもなかったですが、収納を減らしてでもリビングを広くとりたいと思っていたので、それもしませんでした。
一続きの空間といえども、床材が変わったら広さを感じにくくなるかもという心配があったのと、どうしても畳スペースがほしくなったら畳のマットも洗練されたデザインのものが出回っているのでそれでいいかな、と。




そうしてできた客間のない我が家。

この2年ほどで私の両親は数回、兄弟や友人も2・3回遊びにきてくれて、子供部屋となる予定の部屋をゲストルームとして提供しました。

味気も色気もないけど、、即席の客間。

息子が小学生になるまではこのスタイルでやっていけそうです。
小学生になっても、半分はまだまだ空き部屋なので、少なくともあと7・8年は乗り切れるかな。

(と書いていて嬉しい事実に気が付いた。10年近くあるならもっと作りこんで良いよね!?)


というわけで、我が家の場合は客間をカットして(今のところは)全く問題ないです。

追々どうしても必要、となったら万能スペースの納戸に、”兼客間”の文字も加えようと思います 笑


2016年5月17日火曜日

やっとスタートライン


設計士さんに打ちのめされ、でも土地は決まって図面を出す期限は刻一刻と迫ってくる、、、

そんな窮地に立たされた私たち。

出勤した私は、土地探しのときからあれこれ話していたミワさんにこの深刻な状況(というより、設計士さんとの一件の愚痴)を話しました。

すると。

ひとり紹介できる人がいるけど会ってみる?と。

救いの手はなんとカウンターの隣から差しのべられたのでした!



とはいえ、先の一件で設計士さんとの相性が大切だと痛感していた私は、わざわざ脚を運んでもらってお願いしないとなったら申し訳ないな、、とも思っていました。


ですが、それは杞憂におわります。


前情報で私たち夫婦と「なんだか雰囲気似てるよ」と言われただけあり、とても親しみやすい設計士さんで、”建築士の先生”に若干のトラウマができていた私たちには菩薩のようにすら見えるほど 笑

こちらの希望を伝えても「無理」とか「予算が、、」から入らず、「できる方法を考えてみましょう」と一緒になってイメージに近づけようとしてくれて、

「いい設計士さんと出会えてよかったね。。」

と二人で心底この出会いに感謝したのでした。






ちなみに私たちがお願いしたのはミッドセンチュリーハウスのパートナーでもあるJuDesignの髙橋さん。

宣伝みたいになってしまいますが、いちクライアントとして感じた印象をお伝えしようと思います。


髙橋さんは、前回の記事で言うところの「クライアントの家」を作ろうとしてくれる設計士さんだと思います。

私たちはピンポイントな要望が多くて全体像の目標が無いも等しかったのですが、
(【こんな家にしたいんです画像集】は、窓枠とその周囲がチラッと写っているものばかりでしたから、、汗)
趣味・嗜好などを加味し、こちらの希望や提案を受け止め、予算や使い勝手、全体のバランスを考えて、、、とても私たちらしい家をつくってくれました。


私も夫も自分の考えや要望を強く主張するのが得意ではないので、ささいなことでも言いやすい、言っても受け止めてくれそう、という人柄も私たちのような低予算・平凡土地の弱小施主にはありがたいところでした。


"先生"に委縮して自分たちの希望や疑問を半分も伝えられないんじゃ誰の家を作っているんだかわからないですからね ^^;

でも、低予算だったり土地が平平凡凡だったりすると庶民としては「なんだか申し訳ない、、」という気持ちになってしまうもので。

その点も髙橋さんは一緒に歩んでくれる感じで、親戚のお兄さんのような親近感と安心感があります。


2年近く経ったいまも、DIY時に相談にのってもらったり、

「こんな些細なことを忙しい設計士さんに相談しちゃダメなんじゃない!?」

と毎回申し訳ない気持ちを抱くのですが、髙橋さんの優しさに甘えてついついあれこれ相談してしまっています。。。

入居後1年くらいしてから外構の相談をしたことも、、、

そんなわけで、無事設計士さんも決まり、いよいよ(やっと!)家づくりのスタートラインに立てた私たち。

ここから、予算と理想の折り合いをつける、厳しくも楽しい戦いがはじまります!

2016年5月1日日曜日

間取りを考えるとき、何を思い浮かべますか?


土地関係の話が続いていますが、今日は我が家のリビングの主役について少し。


ミッドセンチュリーハウスで提唱している、家具からはじめる家づくり。

これは、空気感まで含めてトータルでよりかっこよく心地良い空間にしたい!という思いから。
それから、かっこいいビンテージ家具と出会って、「これを家に置きたい!置こう!」となったとき、間取り的に無理(涙)。となることを避ける狙いもあります。


後者の目的に関して言えば、ミッドセンチュリーな家やビンテージ家具に限らず起こりうる問題で、家具を販売しているなかで何度も目にした現実でした。


現代の日本の家具と家でも起こるこの問題。


それがアメリカやヨーロッパで、50-70年代に使われていた家具ですから、現代の日本の生活様式とは少しサイズ感や用途が違っていたりして、日本のお家では”帯に短したすきに長し”、みたいになることは多々あります。


ならば、せめて新築の際は泣く泣くあきらめることがないようにしたい!と。




家具からはじめる家づくりには、さらに大きなメリットがあります。


「あのソファに座って外を眺めたいから、この窓はこの高さで」とか、
「チェストの脇にランプを垂らしたいからここに配線が必要」とか、

置く家具やそれを使う自分や家族をイメージして家づくりすると、住み始めてからの満足度が断然違ってきます。
midcentury interior

後々になって「ここにコンセントがあれば良いのに!」とか「ソファに座ってもなんか視界がごちゃついていて寛げない」ということが起こりにくい。

もちろん住み始めてからじゃないとわからない部分もあるとは思うのですが、それでも余りあるメリットがあると思うんです。





我が家も、置きたいソファが頭の中にあって、それを置く前提で部屋の広さを決めました。


ソファが手に入るか全くわからない状況で、です 笑


ヴィンテージ家具の画像をみていて、一目ぼれしてしまったソファ。
家を建てるときはあれを置きたい、と秘かに憧れていたソファ。

Adrian Pearsall Sofa
エイドリアン・ピアソールのソファ

でも、自分たちの手に届くものなのかもわからないし、そもそもタイミング良く買い付けで見つかるかもわからないし。

最初に設計士さんがプランを出してくれたときは、そんな思いもあって胸に留めたままでいました。


何回目かの打ち合わせのとき、そろそろ詰めていく感じになったとき、思い切って言ってみました。


「3mほどのソファを置きたいと思っているんです。手に入るかわからないけど。」




そうして、我が家のリビングは3mのソファを置けるサイズになって完成しました。




もとのままの間取りでも、無理矢理置くことはできたと思います。
でも、実際に置いたときの余裕や全体のバランスは、やはりソファありきで考えた部屋サイズでないとダメだっただろうな、と。

ソファ以外にも、後々家具やランプが増えたり配置を変えたくなっても良いように設計してくれたおかげで、その後イージーチェアやランプが増えても

「置けない」
「コンセントがない」

ということもなく、時々配置を変えたりと楽しんでます。

(そしてまだまだ増やそうと目論んでいます!)



念願のソファも、当初のサイドボードと並行な位置から90度回転させたところに今は鎮座。

入居時はまだ子供がハイハイ~つかまり立ちの時期で、つかまって歩きやすい動線にしていたのを、歩き回り走り回るようになった最近は、サイドボードと垂直にして自由に動けるスペースを広くとりました。


これも3mソファありきで設計してもらったおかげです。




さらに、子供がいたずらしなくなったらソファのサイドテーブルにランプを置けるように、どっちの配置でもちょうどテーブル下に床埋めのコンセントがくるようになっていて、子供の成長にあわせてリビングの使い方もかえていけるようになっています。

エイドリアンソファとランプ
いつかこんな風に!


こうして憧れのソファを存分に味わうことができるようになっているのも、間取りの段階でこのソファを想定しておいたおかげだな、と。



イヤイヤ期まっさかりの子供と過ごす慌ただしい毎日のなかで、このソファにすわって(あるいは寝ころんで)、ひとり庭の木や草花をながめるのがリラックスするひと時。

そのうちサイドテーブルも子供のおもちゃから解放されて、テーブルランプやオブジェを置いて、、なんていう落ち着いたリビングの姿に変化していくんだろうな。

その時にまた、この間取りのポテンシャルが発揮されるのが楽しみです。


2016年4月22日金曜日

設計士さんとの相性



家を建てるにあたって、私たちはハウスメーカーという選択肢をもっていませんでした。

というのも、ハウスメーカーは自由度が低い割に高いというイメージがあったのと、一般的に求められる家のこだわりポイント=ハウスメーカーの"売り"と私たちのこだわりポイントがずれていると感じていたから。

もちろん、設計士さんに頼むのはもっともっと高くなるだろうな。とも思っていました。

それでも、いらない設備で高くなるのと、自分たちが求める部分を追い求めて高くなるならやっぱり自分たちが欲しい家をがんばって建てたい!だって住むのは私たちなんだから!!と決意し、土地探しと並行して設計士さん探しを進めていました。



ここでひとつ。

私の超・偏った主観ですが、個人宅を手掛ける設計士さんには2種類ある気がします。


ひとつは、クライアントの家でも「自分の作品」としてとらえる人。

もうひとつは、「クライアントの家」を作ろうとする人。


もちろん施主あっての設計ですから、前者のタイプでもクライアントの希望などはしっかり聞くと思いますし、後者のタイプでも設計士さんの個性や得意とするスタイル、思い入れなどは当然のことあると思います。

ですが、すごーーく偏った見方をすると、前者のタイプは自己表現の場としてクライアントの家づくりに取り組んでいるんじゃないかな、と。
(それが悪いとは言いません!)

その設計士さんの作風にほれ込んで、「全ておまかせします!かっこいい”建築家の家”に住まわせてください!」というスタンスの人や、設計士さんのスタイルに賛同しつつ、よほど確固たるイメージを持って能動的に家づくりに挑んでいる人でないとちょっとした消化不良になってしまうような。

要は、施主側の向き不向きがあるのが前者のタイプかな、と。


向いてるタイプ診断とかあればいいのに


私たちが当初お願いしようと思っていた設計士さんは、前者のタイプでした。

ネットであれこれ探して、施工例も良さそうで料金についての言及もあり、ブログから垣間見える家づくりにおいてのこだわりポイントも私たちと近いと感じた建築事務所。
土地探しの段階から相談にのってくれて、実際に会っての印象も良かったんです。求める家の価値観が似ているな、と。

低予算の家や、それほど大きくない家も手掛けているのも、私たちの身の丈にあった家がつくれそう、と思えたポイントでした。




・・・話は戻って、その設計士さんに決めようと思った土地を見てもらったときのこと。

現地を見てざっくりとプランの方向性を話すつもりで向かった現地視察でした。
言わば、二人三脚のスタートラインに立って、よーい、どん!の構えをしたそのとき。



「この土地でその予算じゃ、フッツーの家しかできませんよ」



この言葉を聞いた時の私たち。どんな顔をしていたんでしょう。
自分の耳を疑うような衝撃的な言葉だったのは覚えています。


追い打ちをかけるように、

「みなさんもっと(ローン組んで)予算あててますよ」

とも。


私なんて半分涙目です。
そんなこと言ったって、これが私たちの精一杯の予算なんだもん。。
この価格と広さだってもう出会えないだろうし、、、


大まかな予算はもともと伝えていたのですが、どうやら家のほうにもっとかけられると思っていたようです。

その設計士さんの「作品」を作るには、予算が足りないと判断された私たち。

全てお任せなら小さーく作ってディテールは思う存分!みたいにやれなくもなかったのかもしれませんが、私たちが「全てお任せスタンス」ではないことも彼はわかっていて。


設計士さんのやりたくない気持ちがひしひしと伝わってきて、もう逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。

が、そのあと設計士さんも踏まえての不動産屋さんとの打ち合わせがあったのでそんなワケにもいかず。
(そうじゃなくてもそんなワケにもいかず)

とにかく土地はもう心を決めていたので、いろんな意味でテンションだだ下がりの3人で事務所へ向かい、不動産屋さんに購入の意図を伝え手付金を支払いました。



通常なら、ここから少しペースダウンして設計士さんともう少し話して妥協点をみつけたりとするところだと思うのですが、私たちの土地はちょっと特殊な例で、県への申請やら何やら手続きが煩雑、しかも期限付きで、その手続きをしてくれる不動産屋さんに早急に大まかな図面を渡さなくてはならず。

やりたくないオーラを隠そうともしないその設計士さんとそんなスケジュールで打ち合わせて良い家が作れるとは到底思えず、これまでお付き合いいただいたお礼と、お互いにこのまま進むのは良くないでしょう、という話をして関係を解消しました。

いま思えばですが、正直にやりたくない気持ちをだしてくれて良かったです。
本心を押し殺して、イヤイヤ手がけてもらっていたら、きっとお互いしこりとなって、家の居心地も悪くなりそうですから。

そして、私たちは先生タイプの設計士さんではなく、クライアントに寄り添ってくれるような設計士さんが合っているんだということも悟りました。


しかし、悟ったところでそんな設計士さんに知り合いがいるわけでもなく、またゼロから設計士さん探しを、、と思っていたときに、再び、一筋の光が差し込みます。

光ふたたび!


それは、思いがけず身近なところからの救いの手でした。


2016年4月15日金曜日

一週間で土地決定!?



「その予算でその広さは無いと思ってください」


不動産屋さんにコンタクトを取り始めた頃、予算と広さ、エリアの希望を添えてメールをした一件の事務所。

そこからの返信が、これでした。


まだ”おそるおそる問い合わせ”という風だった私には、そのキッパリ・バッサリ感が、目の前でシャッターをガラガラ!と閉められたようなショックと不甲斐なさだったのを覚えています。

「何も知らない若造が無理言ってるんじゃないよ。」と言われたような。
(もちろん、実際の文面は丁寧かつ親切なものでしたが)





そんな、厳しく現実を突き付けてきた不動産屋さんからの再びの連絡。

逆に言えば、変に期待させて付き合わせるようないやらしいことはしない、実直な所からの連絡。


それって、すごく期待できませんか?


メールには、「県の条例で建築可能になったエリアがあり、すこし大き目の土地が出てきた」と。

おじさん不動産屋の土地の呪縛から逃れきれず行き詰っていた私たちには願ってもないお知らせでした。

すぐさま返信し、とりあえずの情報をもらった私たちは、その日のうちに車を飛ばして現地へ。


というのも、不動産売買に詳しい人から

「良い物件はスピードが命。情報をもらったらその日のうちに自分で見に行って次の日には説明を受けて、よければ手付金の話に」

とアドバイスをうけていたから。

そして、「100%条件通りの土地はまずない。良くて7割、6割でも。」とも。


なので、まずは添付資料をもとに3か所をみて回り、2つについてその帰りの車内から問合せました。

が、その時点でそのうちの1つはもう商談中に!!

「ほんとスピード勝負なんだ」と驚き実感しつつ、もう一方について詳しく聞くために事務所での説明のアポをとりました。

4カ月ぶりのメールからここまでほぼ1日!


写真はスピード感のイメージです

不動産屋さんもその新しく出た土地絡みで忙しいようで、アポがとれたのがその翌々日。
その間にも時間帯をかえて現地を見たり、悩んだり。

そして、アポの日に事務所に赴き(とっても親切で信頼できそうな不動産屋さんでホッ!)、そこで頂いた詳細情報をもとに夫とすぐさま協議。

予算と広さの折り合いがとれた土地は今後そう見つからないだろう、ということと、ハザードマップや過去の地図(?)なども参照した結果、「条件の7割くらい?」という判断で、ゴーサインが出ました。

でも、設計士さんの目線でも一度見てほしいと思い、その旨を連絡。スケジュールを調整し、4日後に再度不動産屋さんを訪ねることに。


土地は決まったも同然。

半年以上土地探しに翻弄しヤキモキしていたことなんてすっかり吹き飛んで、
「いよいよだね!どんな家にしようか」とわくわくしていた私たち。

間口は狭く縦長ではありましたが、周囲は平屋や植木屋さんの畑で、木々が多く空が開けているその土地での家づくりに期待がふくらむばかりでした。



なのに。



4日後、不動産屋さんへ行く前に現地で設計士さんと落ち合い土地を見てもらったとき。

後にも先にも最も衝撃的な言葉を聞くことになったのでした。




まだ続くの!?私たちの家づくり受難。。。

2016年4月6日水曜日

無知ゆえの遠回りと失敗

さて、不動産屋さんに意を決して問い合わせるところから再スタートした私たち。

まずは、大手不動産会社のHPから、2社ほど問い合わせフォームを使ってコンタクトをとってみました。

希望エリアや予算、広さなどの条件を入力し、送信!

そこはさすがの大手です。すぐに連絡がきて、いくつかご紹介、、みたいな流れになりました。


が。


全然私たちの希望にマッチしていない。

もちろん、エリアや予算は条件の範囲内です。でも、「多少不便でも広めで」とか、「小学校の近さは考慮不要です」とか、そういう細かい要望がほぼスルーされているような。

当初希望していた坪数の半分くらいの綺麗に分譲された土地をがんがん薦めてきて、決め台詞のように「小学校まで徒歩○分ですよ ^^」と。


うーん。


田舎出身の私からすると、小学校までの距離って正直どうでもいいんです。さらに言えば、車生活なので駅やスーパー、コンビニにドラッグストアも遠くで全然構わない。
それより、ゆったりした庭と駐車場を確保したい。
(夫の実家はその全てが徒歩5分以内にある超・便利な家ですが 笑)

そんなわけで、大手の不動産屋さんが紹介してくれたところはほぼ却下となりました。


便利だし綺麗で良いんですけどね。



”メジャーな不動産会社の土地=多くの人が求める条件の土地”であることを痛感し、個人不動産屋をあたることにして情報収集しはじめると、
すぐに一件、条件ぴったり、というかそれ以上の土地を発見。

もちろん、調整区域ではありませんし、宅地となっています。

広さは希望以上、価格は予算以内。

確かに私たちが探していたところよりも遥かに不便そうなエリアで変形土地でしたが、「こんな好条件逃す手はない!」とすぐに現地で説明を受けることにしました。


夫とふたり、緊張しつつ事務所へ。

それが初めての不動産屋さん事務所訪問だった私たちは、ナビで指示された古い民家を見て若干不安になりますが、大手では扱わないようなタイプの土地は、きっとこういう個人不動産屋さんが得意なんだ!と気持ちを鼓舞して門をくぐります。

出てきたのはゆるーい感じのおじさん一人。そこでまた少し不安な気持ちが湧いてきますが、その場で簡単に説明を受け、現地へ移動して資料をもらいつつ話をしました。

事前に周囲の環境などもチェックし、土地そのものに問題点がなさそうなら購入の方向で行こうと思っていたので、その場で「買いたいと思うのですが、設計士さんにも見てもらいたいのでスケジュール調整させてください」と伝えました。

不動産屋さんも「わかりましたー」と。



ところが。

すぐに設計士さんの予定が合わず、予定していた海外旅行がはさまり、、としているうちに、
(もちろん不動産やさんにはスケジュールが折り合わないからもう少し待ってとお願いしていました)

「他の人が買いたいって言っているんです」と連絡が。

そのおじさんの占有物件だと思っていたら、もう一社(?)HPで掲載しているところがあったと。

おじさんも知らなかった様子で「売主さんに確認してみますー」と言うけど、そもそも私たちが先に買いたいと言っているんだから関係ないよね?とそれほど気にしていませんでした。


それなのに、不動産屋さんから連絡が来るたびにどんどんもう一方の人が有利になっていきます。

「順番的にこっちじゃないの?」と思って聞いてみると

「手付金もらってないですからねー。」と。

さらには、

「もともとの金額で買うって言っていて、売主さんがそっちに傾いちゃってー」と。


手付金て何!?順番よりも高い金額の方で優先していいの!?と土地売買の慣習を全く知らなかった自分たちはなすすべもなく。


くやしいけど、どうすることもできずにあきらめることにしました。

ご縁がなかったんだよ。無理して買うと、何かあったとき後悔するからやめよう!と。


心のどこかで、そのおじさん不動産屋さんを信用しきれなかったところもあって、その一連の流れでその不信感が膨らんだので買わなくてよかったと思います。

後日談ですが、近くを通ることがあって何ができてるのかなーと見てみたら、当時そのままの空き地でしたから。


結局誰も買わなかったのかな?(画像はイメージです)


あの話は何だったのか、今でもよくわかりません。

そして、その不動産屋さんが市街地に綺麗な建物を建てて移転しているのも偶然みつけてしまいました 笑



そんなこんなで、心にダメージを負った私たち。そのおじさんのことはきれいさっぱり忘れても、土地の好条件はなかなか忘れられないもので。

その後ちょっといいな、という土地が出てきても、あそこはもっと広かった、あそこはもっと安かった、と幻影がちらついて次に進めない時期を3・4カ月ほど過ごすことになってしまいました。。。



でも、大手もダメ、個人も傷が癒えるまで時間がかかりそう、と半ば土地探しを放棄しはじめた頃、一筋の光が差し込みます。



それは、ずいぶん前に一度問い合わせて、

「その予算でその広さは無いと思ってください」

とバッサリ切られた個人不動産屋さんからの一通のメールでした。