ヴィンテージのあるインテリアが好きだ!
ところで、このブログのタイトルは
「日本→北欧→イギリス→US 旅する家」
なのですが、何のこと??っていう感じですよね。
これは、私の好みの遍歴なんです。
遍歴と言ってもどれも今でも好きで、共通するのは「ヴィンテージが好き」ということ。
事のはじまりは中・高校生くらいでしょうか。
祖父母がとうに他界していた反動でのあこがれがあったのかもしれません。
おばあちゃんのコートを学校に着ていったり、おじいちゃんのカメラを使ってみたり。
そのうち着物に興味が出てきて、祖母や母のものを譲り受けたりするうちに
自然と和家具に意識がむいていきました。
将来は、間口のひろーい日本家屋を建てたいな、なんて高校生ながらに妄想していたほど 笑
日本の陶器や工芸品も大好きでこういうものに囲まれて暮らしたいな~、と。(いま思うとヤバイ中高生、、)
でも家具に関してはやっぱり、コテコテすぎる和ダンスは「水戸黄門」の世界を感じさせて現実的じゃないなー
なんて、妄想の家に入れる家具を思案しているうちに大学進学で上京。
街でみかける和っぽいけどシンプルで洗練された家具に心を奪われました。
蛇腹の引き戸とか、かなりハマってました。 |
調べてみたら、それは北欧のヴィンテージだと判明。
もともとスウェーデンのバンドが好きだったこともあり、一気に北欧熱にとりつかれます。
知れば知るほど、家具も、陶器も、テキスタイルも、私好みのものばっかり!
引き続き着物も好きだった私には、「和にも合うおしゃれなアイテムが見つかった!」と運命のようなものすら感じる出会いでした。
(いま思えばハタチそこそこの女子特有の盛り上がり方ですが、、苦笑)
その恋にも似た気持ちと、進路での迷いと、バイト先でのある出会いがきっかけで、大学の専攻とは全く関係ない、家具をゼロから勉強しようと決心。
大学卒業後は訓練校へ入り、1年の課程を修了して家具店へ就職しました。
(卒業制作では、丸い埋め込みの木製取っ手など、ちょっとだけ北欧家具っぽい要素をとりいれて着物箪笥を製作。)
そこで出会ったのが、イギリスビンテージ。
お店自体はアンティークの専門店でしたが、少しだけミッドセンチュリーのアイテムも扱っていて、Gプランやアーコールなどを知りました。
マッキントッシュとかも。 |
北欧ビンテージとも違う佇まいは新鮮で、アンティークの流れがのこったアイテムなどもとても魅力的で。
大学生のときは北欧熱で、女性らしいさらっとした雰囲気のインテリアが好きでしたが、英国紳士の気風に少しふれたからか(?)、男っぽい渋い雰囲気にだんだん引き込まれていったのがこの頃。
金属質なインダストリアルアイテムと木製家具の相性の良さも知って、「きれいなお部屋」から「かっこいい部屋」を目指すようになっていました。
それでも、イギリスヴィンテージはちょっと自分には上品すぎるというか、もうちょっとパンチがあるのがいいなーなんて思っていた当時。
再就職したパームスプリングスで、アメリカンミッドセンチュリーを知ったのです。
それまで、アメリカのヴィンテージ、ミッドセンチュリーというとポップでカラフル、あるいはギラギラした感じをイメージしていました。
どちらかというと落ち着いた感じが好きな私には縁のないカテゴリーかな、、、なんて思っていたのですが、大間違い!
ミッドセンチュリーモダンは、モダンで渋い中に力強さを感じさせるスパイスが効いていたり、大胆な形をしていたり。
その絶妙なスパイスがかっこよくて、思いっきりツボにはまってしまいました。
とくにこのエイドリアンのソファを目にしたときなんて! |
そうしてミッドセンチュリーモダンの虜になり、今にいたっています。
そんなわけで、我が家には日本・北欧・イギリス・アメリカのヴィンテージアイテムが共存中。
メインのソファはアメリカ、イージーチェアは日本とデンマーク。
サイドボードはイギリスです。
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エイドリアン。これありきで間取りを決めました。 |
素材やデザイン、国は全く違いますが、年代が近いからか違和感もなく、どれも素敵。
特にソファやチェアは各国総揃いなので、座り替えるだけでお尻がそれぞれの国を旅するような 笑
あるいは、それぞれの家具たちが時間と国を超えて旅している途中とも言えますね。
この先も子供や誰かに愛用されて旅していってほしいな。
そんな意味も含めて、「日本→北欧→イギリス→US 旅する家」とタイトルをつけました。
ちなみに、数年前からはアフリカ熱もでてきていて、昨年は念願かなって木彫りのスツールやモロッコラグ(アジラル)を入手。
スツールを手に入れてすぐは、置いて愛でる日々でした 笑 (寸足らずなラグは違います 汗) |
そのうち、...US→アフリカ となるかもしれません!?
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