LDK >収納
希望の広さの居住空間と、十分と思える収納を共存させることができるのが一番ですが、そうもいかないのが現実。
収納のために部屋が狭くなる、というのは割とよくある話だと思います。
それならば、多少の余裕がありつつ最小限の収納の大きさに抑えられればそれに越したことはないですよね。
我が家の場合はそもそも建坪が小さく、当初のプランでは納戸と下足収納、クローゼット以外は収納らしい収納がありませんでした。
普通なら、その時点で「もう少し収納を増やしたい」となると思うのですが、そこが私のズレポイントで、「うん、これで十分!」と思っていたんです。
それでもやっぱり誰が見ても「収納足りなくない!?」となる間取りだったからか、幾度となく収納増加案を提示されました。
収納増加案。
広さに余裕があれば、あるいは予算に余裕があればその案を手放しで受け入れたでしょう。
でも、その時点で各部屋が必要最小限の大きさになっていた我が家においては、収納増加=LDKへの侵食、となります。
このとき私の頭の中にある数式がうかびあがっていました。
LDK >収納
私にとって重要なのは収納の多さよりもLDKの広さ。
家での時間の大半を過ごすLDKはこれ以上小さくできない!と強く思っていたんです。
(本当ならもっと広く取りたいくらいで、、、)
私がLDKの広さにこだわるのにはワケがあります。
まず、夫の家系が長身家系。
3兄弟が義実家に集まったときの威圧感たるや(ここだけの話ですよ)。
そのDNAを引き継ぐ息子も大きくなる可能性がある。
たとえばもしそれが夫+息子2人の3人になったら?
小さいうちはいいですが、思春期あたりで男臭くなってきたら?
・・・想像しただけでむさ苦しい 苦笑
そのころになれば親と同じ空間になんていたがらないでしょうけど、
だからこそ子供側も親側も気兼ねなく寛げるLDKにしたい。
そして、もうひとつ。
私自身もあまり人と近くにいたくない性質で。
特に読書や自分のことをしているときに他者の気配をあまり感じたくない。
そのためには十分なパーソナルスペースを確保できる広さが必要じゃないか!!
そう思っていた(いる)んです。
当初、あまりに収納がないのでリビングにある階段下を収納にしようかと設計士さんが提案してくれましたが、即答でお断りしました。
そこは、平屋から2階建てにすることになったその瞬間から本棚にしてイージーチェアやラウンジチェアを置くつもりでいたスペース。
たった3畳程度のスペースですが、誰かの視線が気にならない寛ぎスペースとして絶対に確保したい空間だったんです。
そして現在、死守して大正解のくつろぎの読書空間になっています。 |
それでもやはり収納の少なさを危惧した設計士さんが、廊下のつきあたりに奥行き300くらいの収納を提案してくれました。
こちらはぜひ!とお願い。
そして現在、最も活躍している収納スペースになっています。
そんなこんなでLDKへの収納の侵食を全力で阻止した私。
ただ「嫌!」というだけでは夫に対する説得力もないですし、自分も多少不安になってしまいます。
なので、現状の収納品と収納したいものの把握(将来的なものもふくめ)、それをどこにどう収納するかをかなり念入りにシュミレーションしました。
次回。収納、足りる、足りない?
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