料理下手のキッチン



正直にいいますが、私は料理が得意ではありません。


さらに正直に言えば、あまり好きでもありません。


気が向いたときにちょっと凝った料理をつくってみたり、気が向いたときに新しい料理に挑戦するのは好きなのですが、日々の食事を作るのは、語弊を恐れずに言えば「義務」としてやっている感じです。


とはいえ、
子供も小さいし、割と栄養バランスや添加物が気になるたちなので、
出来合いを買ってすます、というのもできないのが自分でも辛いところで。
バランス良い手料理をつくってくれる人(親とか、主夫とか)がいたら、たぶん全く料理しないと思います。



そんな私が手に入れたキッチンは、I型+手持ちの業務用作業台。



料理が苦手なりに、いやむしろ苦手だからこそ、譲れないキッチンへのこだわりがありました。


まず、家づくりの最初の打ち合わせ(平屋か2階建てか、と同じタイミング)で伝えた要望が

「主流のカウンタータイプではなく、壁向きがいい」ということ。

とにかく料理に集中しなくては失敗するので、テレビを見ながら~とか子供の様子を~とかは無視!

時折外の木々を眺めてリフレッシュしつつ料理をしたい!というのが一番の要望でした。


2つ目の要望は、「天板はステンレスで!」ということ。

熱いフライパンをそのまま置いても大丈夫。色々こぼしても平気。掃除も簡単。料理下手な私をそのまま受け止めてくれる寛容さが必要でした。


3つ目の要望は、大きなシンク。

料理下手なくせに、調理と同時進行で片付けもしたいというメンドクサイ性分で、、、
洗いものと調理などなんやかやと使えるスペースがあるくらいのシンクがなくては。


あとは、余裕のある作業スペースと、コーヒー・紅茶などのもろもろを置くスペースが必要。



そんなこんなで、一直線に左から右までひと続き、4.5mの造作キッチンができあがりました。



提案時のラフスケッチ。


シンクの対面に、借家時代に使っていたステンレスの作業台を置く想定でお願いしました。

なので、動線は作業台を頂点に三角形が基本で、シンク右のスペースはティータイム専用、といったイメージ。

右側下のオープンスペースはゴミ箱を2つ置くスペースです。

食器は引っ越す前と同様、作業台にDIYした棚に。
少数で日々使うものばかりなのでホコリをかぶる間もない、という判断から引き続きこの収納方法を採用しました。



実はこのキッチンダイニング、天井高が2100と低いんです。

なので、吊戸棚は圧迫感もあるしそんなに収納するものないから要りません、とお願いして、絵やオブジェなんかを飾れる棚を作ってもらいました。

それから、掃除のしやすさと絶対に会いたくないG
(寒冷地住まいだったのと、借家時代の3年間、あわせて7年くらいは気配すら感じたことがなかったので免疫力が著しく低下していました)
の隠れ家を作らせないために脚をつけてキッチン下をオープンにするのも絶対条件で。


というわけで、お察しのとおり、他の場所と同様にキッチンも収納すくなめで仕上りました 笑


住みはじめてからの想定外と現状は次回に!

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