DIY番外編~ポタリープランター~



今回はDIY番外編。

夏に旅先で挑戦したポタリープランター作りです。


毎年避暑のため訪れる蓼科。
そこにある陶仙房という工房での陶芸体験も毎年の恒例となっていて、今年も例にもれず行ってきました。


こんな森の中に工房があります


手びねりコースやろくろコース、小物コースなどいくつかコースがあるこの工房。子供コースもあるので、3歳児(昨年)でも粘土感覚で楽しめます。


実は陶芸は子供の頃に経験がある私。
趣味人間の父が自宅庭に大きな焼き窯を購入し、休みごとにろくろで作陶していた脇で小さなものをちょこちょこと作ったことがありました。

残念ながら夜通しの焼成の体力的負担や燃料の灯油の高騰、時間がとれないなどで、私が自分で作陶できる年頃には父の陶芸熱もさめ、焼き窯はただの小屋のようになっていましたが、、、

そんなフラストレーションがあるのか、当時熱をあげていた父以外、私や母や叔父が今は陶芸に夢中で、母は定年を機に陶芸教室に通いはじめ、我が家の焼き窯は重機で遠く離れた叔父の家に譲りうけられ、私は夏になるたびに陶芸体験をしている始末です 笑。


そんなわけで、まずは手びねりで自分の思うように作れるようになろう!と毎年挑戦するのですが。


これが難しい!!


父がやっていた記憶や自分で小物を作った感覚は残っているのに。
ビンテージのポタリートレーを普段目にして、こんな風にとかあんな風にというイメージもあるのに。

土が思うように形になってくれない、、、涙

素朴な風合いで一見簡単そうにみえても、やっぱりプロが作ったものばかりなんだな、と痛感します。(冷静に考えればあたりまえなのですが)


それでも今度こそは!と失敗経験や体験した感覚をもとに、今年は小さなプランターを作ると決心。ボート型のシャープな細長いものを目指しました。

イメージはvessel USAのこれをもう少しシャープにした感じ

イメージは明確にしてきたし、シンプルな形だからきっと今年こそうまくいくはず!


子供の相手に気をとられないように、息子には「年少さんならできる!」とお椀を好きに作るように言って(笑)、自分の作品に集中します。


途中までは子供と同じ流れ。

土の塊を手でたたいてある程度つぶしたら、棒をころころして所定の厚みまでのばします。

のばした粘土を横長の型(山のように伏せた形)があるのでそれにかぶせ、ある程度成形。

ドライヤーで少し乾燥させて、型から外してひっくり返し、あとは好みの形をつくっていきます。


夢中すぎて途中経過の写真は一枚もなく、、


ボート型にするために両サイドを尖った形にしたいのに、ヒビわれたりヘタれてきちゃったり。
悪戦苦闘しながら、だんだん当初のイメージからずれた形になっていき。
こうなったらシャープさはあきらめて、ヘタレる部分を活かそう!と開き直り。

できあがったのがこちら。


豆のさやっぽい。

底の面積をもっと細くしたかったんですけど、どうしても自重でひろがっちゃうんですよね。。。ほんと難しい。


あとは釉薬を選んでおしまい!このあと乾燥・釉薬・焼成といった大切な作業は工房の人がやってくれます。






そして待つこと1・2か月。


完成品が届きましたー!


やっぱり乾燥の課程でも自重がかかったみたいで、作り終えたときよりもさらに底が広く、高さが浅く仕上がってきましたが、過去の作品のなかで一番イメージに近く作れた!!


さっそく多肉植物を寄せ植え。



へたれる部分を内側に巻き込んだのが
思いのほか良い感じ!?



浅いのでごく小さな苗しか植えられませんが、ミニチュアっぽくてかわいいと自己満足。


ライトアップ。

お子様セットのおまけでもらった恐竜標本も一緒に。


しかし!

端にむかって下がっているので、水やりの際は気を付けないと水がさーっと表面をつたって流れてしまうことが判明、、汗

家具を傷めないよう慎重な水やりが求められます。



実家の両親にはいまいち不評だった今年の作品ですが、私の中では間違いなく過去No.1の作陶になりました。

これまで何度も多肉やサボテン、観葉植物をダメにしてきた私ですが、今回はプランター愛でたさに中身にも手をかけているので、枯らさない気がします。

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