家族3人、必要十分な収納をあぶりだす!

~前回のおさらい~

LDKへの収納の侵食を全力で阻止した私。


ただ「嫌!」というだけでは夫に対する説得力もないですし、自分も多少不安になってしまいます。

なので、現状の収納品と収納したいものの把握(将来的なものもふくめ)、それをどこにどう収納するかをかなり念入りにシュミレーションしました。


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まずは、当時住んでいた家で収納しているもの、収納したいと思っているものと使っている広さを把握。

当時住んでいた借家。収納らしい収納はここだけ!!

当時、LDKに備え付けられていた唯一の収納には、夫婦ふたりの衣類、来客用の布団セット2組、着物箪笥、掃除機などが入っていました。

窓辺に作った棚には本、裁縫道具や布、CDなど細々としたもの。



角に設置したデスク回りにパソコン関係や楽器類。

2階の洗面ユニットの収納にはお風呂などの掃除用品とトイレットペーパー、洗濯機横に置いたラックにタオルと下着をしまって、寝室に置いてあるのはベッドのみ、という感じでした。



まずは、これらの物の収納に必要なサイズと使うシーンや頻度をノートに書きだします。

次に、子供の成長によって増える予定のもの、引っ越しにあたり増やす予定のものも大まかなサイズとともにリストアップ。

それらのリストをもとに、新居となる家の収納をどう使うか、そもそも足りるのか考えつつ、その場所で使い勝手がよいか、多少の余裕があるかをチェック。

それと同時に、それまでの生活で使っていないもの、必要のないものも精査し処分もしました。




そんな風に、家事動線にはこだわりのない私でしたが片付けに関してはかなりあれやこれやと考えた結果。

やはりこの収納量で十分!とゴーサインが出て、新居完成となったわけです。




では、実際に2年住んでみてどうなっているか・・・?



まずは下駄箱。こちらは玄関土間の片面、天井までの大きさです。

ドアと収納の間の壁は入居後ミラーを貼りました。
白いところが現在空っぽのスペース。


下駄箱の1/3は上着掛けと郵便受け。不在時に置いていかれる生協(食材などの宅配システム)の発泡スチロールの箱も2・3個次の配達までここに収納しています。
残った2/3の手が届く範囲に夫婦2人の普段と仕事用の靴がそれぞれ10足くらいずつ、そのほかに冠婚葬祭用の靴や長靴・登山靴、自転車整備の工具やベビーカー用品、スリッパなどが入っています。

それでも上のほうは空っぽの状態で、子供の靴が私たちと同程度の場所をとるようになっても入れられる余裕があり、今後靴などが増えても対応できそう。



正直なところ、ウォークインの土間の収納にあこがれもありました。

というのも夫婦それぞれのクロスバイクがあって。
車も2台、以前雪の降る地域に住んでいたこともありスタッドレスタイヤも2台分。
ストーブ愛用なので灯油タンクも置きたいし、、

土間収納に全て収めてすっきりした玄関を!と思っていたのですが、ご存じのとおり収納<リビングですので、収納は工夫で乗り切ることにしたわけです。


クロスバイク2台は反対の壁に上下にかけて、タイヤはカバーをかけて外の目立たないところに。
灯油だけうっかりしていて、毎冬試行錯誤をしているところです。


クロスバイク2台の壁掛けはかなりのインパクトですが、軽いので上げ下げは問題ないし見た目もそれほど悪くないので「自転車好きのインテリア」として割り切っています 笑
イメージ画像。上下に並んだ様子はほぼこんな感じ。

それ以外はベビーカーが置いてあり、夫の通勤リュックとヘルメットが壁にかけてある他は収納された状態。

時折段ボールが2・3枚たまっていることはありますが、おおむねすっきり玄関を維持できている現状です。



土間収納があればあれこれ考えなくてもすっきり玄関を実現できるのでやっぱり憧れはありますが、
自分が努力できるポイントと譲れないポイント(LDKの広さ)の兼ね合いからするとこの結果は正解だったと思います。





家を建てることになったら、あれこれ画像をみますよね。

そしてどんどんと増えていく憧れ要素。

土間収納やパントリー、家事室、ラグジュアリーなお風呂などなど。。


特に機能面もウリになった収納や家事がらみのものは盲目的に

「ほしい!必要!採用!!」

となりがちです。


でも、本当に「自分にとって」必要?

限られた予算の中で「自分にとっての」優先順位はどう?


自分や家族の生活や性格をしっかりと落とし込んで考えるのが大切かな、と思います。

スーパーによく行く、近くにある、というなら食材を大量にストックするパントリーは必要ないかもしれない。
保存食やお酒をつくるのが毎年の楽しみ、というなら冷暗所が必要かもしれない。
地震などの災害に備えて食料を常にたっぷり確保しておきたいならパントリーはぴったりだし、週1回程度の買い物にむけていかに食材を使い切るかが楽しい人には不要(私です)。

当たり前のことですが、そんな風にひとつひとつ考えて自分仕様にしていくと、必要・不必要が精査できて、限られた予算・広さでも満足度が高くなるような気がします。


つづく。

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