外構・庭は最初からプランすべし!



収納の話が続いていますが、今回はちょっとひと休み。


家を建てるとき、多かれ少なかれ外構の話が出ると思います。

ハウスメーカーで建てられた家や建売の家をみると、竣工後すぐ塀や駐車場のコンクリートなどの施工がされているので最初から含まれた計画なのがほとんどなのかな。


私ももちろん、庭や駐車スペース込みで考えて土地を探し、LDKから庭の緑が眺められる家を、、、と思い描いていました。

土地が決まる前から庭造りの本も買って読んだりなんかして、かなり意気込んでいたんです。


ですが、所々に魔物が潜んでいるのが家づくり。


あんなに庭込みで考えていたのに、いざ家づくりがはじまってみると「家」そのものに関することで頭がいっぱいになって外のことなんてすっかり忘れてしまっていたんです。

庭は自分たちで少しずつ作っていきたいと思っていたとは言うものの、あまりに後回しにしすぎた。。。


これが、住み始めてからすぐの夫婦二人の見解です。


土地の半分くらいある庭は最初の夏(入居は7月でした)は腰高くらいの雑草がボーボー。

完全に言い訳ですが、子供がまたハイハイやつかり立ちのレベルだったし炎天下の中付き合わせるのはちょっと、、と放置していました。

さすがにそろそろまずいか、と重い腰をあげたのが少し涼しくなった9月頃。母と兄が遊びにきたのを利用して手伝ってもらっての草刈り。

それでもまだ何もない状態の庭は、あっという間にまた草が生え、、とキリがない状態で。


何度やってもすぐ生えてくる

塀も何もないので、路地に面した庭はご近所さんから丸見え。

通りかかったおばあちゃんに、「綺麗にしてなー」と言われてしまったり(涙)



なぜそれまで庭を放置していたかというと、樹木を何本か植える予定でいて、樹木の植え付け時期は秋頃に行うのが良いとそのタイミングを待っていたから。

夏でもやり方はあるのかもしれないけれど、植えた後に管理する私たちは素人だし、ある程度大きさのある樹木は値段もするので失敗したくない!

そんなわけで、庭に手をいれるスタート時期を秋に設定して、夏は見て見ぬふりをしていたのです、、


でも、今思えば、最初からここに木を植えて、ここはこうして、、とプランしておけば樹木以外のところは作業できたんですよね。

というか、防草シートくらい敷いておけばよかった (涙)

木を植えてみてから「あとどうしようかなー」と考え出したので、とても無駄の多い庭造りになってしまっています(現在進行形)。

植木屋さんによる植え付け作業。まだウッドデッキができる前。
それはそれで楽しさもあるんですけど、ね。




それから、庭について建築時に手を出さなかったのはもうひとつの理由が。

このブログではおなじみ、「予算」です。

正直なところ、外構までまわせるお金がない!というのが一番の理由。
設計士の高橋さんに聞かれて、「あとで自分たちでやるので良いです、、」と。

そうして塀どころかその基礎すらない状態で引き渡しとなったのです。

駐車スペースもとりあえずの砂利敷き。
今になって、コンクリート敷きたいとか芝生にする?とかやりたいことが出てきたけれど、どちらにしても「砂利どうする、、」と。

そのときは無理でもプランだけしておけば取っ掛かりがもっとスムーズだったはず、と激しく後悔しています。




とにかく、DIYすることだけを決めて、まったくプランもアイディアもないゼロの状態で住み始めてしまったのが間違いでした。


だって、新しい街や家に住み始めれば、慣れるまでは手一杯でじっくり外のことを考える余裕なんてありません。

極端なことを言ってしまえば、外がどうであろうと家の中が快適なら生活できますから、、

でもそんなの本来望んでいた生活じゃない!!



結局入居した夏・秋・冬はほぼ放置で、年があけたころから少しずつ手を入れて、2年以上経ついまなお、夫とあーだこーだと庭いじりしている状況です。

3シーズンにわたるほぼ放置状態を抜け出し、やっと芝をはりはじめた3月頃。




DIY、良いんですよ。
愛着もわくし、メンテナンスへのハードルも下がるし、住み始めてからじゃなきゃ出てこないイメージもあると思うし。

だけど、入居後のDIY「庭造り」には大きな落とし穴があると思います。


住みながらちょっとずつ、となるとどうしてもポイントポイントで考えて、材料は近場から調達することになりますよね。

ホームセンターで「これかなー?」と選んだものを使って庭をつくる。
次はこのあたりを、と思ってなんとなくイメージして、またホームセンターへ行って「これかなー?」と選んだものを庭につかう。

これを繰り返していくと、悪い意味でDIY感満載の統一感のない庭ができてしまうんです、、

それでも材料費はチリも積もればでけっこうかかってたりして、それなら最初からバーンと予算組んでもっとマシなものできたんじゃないの!?と。


我が家も何度その危険な状況に陥りそうになったか。(というか陥った個所もちらほら、、)

写真右はとりあえずの防草も兼ねて防犯砂利を敷き詰めたけど、、
いまだに、どうにかしたいと一番頭を悩ませているエリア。


ホームセンターで「これってあそこにこう使えそうじゃない?」と思い、つい買いそうになったことは何度もあります。
そのたびに、「いやまてよ」と思いとどまり。

でも、じゃあどこでどう材料を調達して、どう作るの?となって結局進まない、、というのがセオリーで。

それでも境界のない丸見え状態はさすがに1年で我慢の限界がきて、セルフビルド方式で塀を建てることになり、去年半年ほどかけて作りました。


その話はまたいつか、ということにして、

とにかく、家を建てるときに一緒にやるやらないは置いておいて、外構や庭は家づくりとセットでプランすべき!

声を大にして言いたいです。


あとでDIYするにしても、材料をどこから何を調達するのか、どう使うのか(ホームセンターでも使えるアイテムはたくさんあると思う。とりあえずの寄せ集めにならなければ)。
しっかり考えておかないと、せっかく作ったかっこいい家が庭のせいで魅力半減、、なんて悲しすぎます。


我が家は現在ほぼ植物しかない状態で、高橋さんと夫のおかげで塀はすてきなものができたのでかろうじて「悪い意味でのDIY感」はまだ全面には出ていないのですが、
いい加減お隣との境界に手を出そうとしているので、今後その落とし穴にハマらないようにするにはどうしよう、と悩みつつ3度目の秋を迎えようとしています。

やりたいことはあるんですけどね、、それをかっこよく、現在できているものとの統一感を出しつつ、さらにDIYで具現化するにはどうしたらいいのか。


すてきな庭。ノイトラ邸


あーー。

やっぱり、最初から庭の明確なプランをしておくべきだった。。

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